top of page

テクノロジー犯罪の記録

Your Go-To Source

We are all told, “live your life to the fullest”; I am here to do just that. テクノロジー犯罪の記録 serves as a vessel to project my passions, and clue in my loyal readers as to what inspires me in this crazy world. So, sit back, relax, and read on.

人物・用語説明

法人や、私以外の実在する人物には、そのイニシャルとは無関係にアルファベットを割り当てている

[私]
社会人(だった)
大学を卒業後、IT職に従事していた
特定を伏せるための仮名として、「疫作(やくさく、ヤクサク)」を割り当てる
「疫病」の「疫」を拝借した
私の仇名も特定を防ぐため仮のものを用いる:「やっくん」「やっちゃん」等
自宅は集合住宅の一室である。X社、Z氏宅に歩いて行ける距離


[T社とその関係者]
私が自営で労働力を提供していた会社。X社にゆかりのある人物が社長を務める
・U
 T社の社員
 優秀な人物である。私が今まで出会った人物の中で最も優秀な人物の1人である
 また、彼の周りにもセキュリティ等に造詣が深い人物がいると思われる
 私と1年程度一緒に働いた。途中から仲が険悪になる
 X社との関連は不明


[R社]
私が労働力を提供していた会社。少なくとも私と関わりを持つまではX社とは無関係だったと思われる
私の活動に興味を持った人物たちに不正アクセスを受けたのみならず、私に対する嫌がらせの巻き添えも受けたと思われる


[X社とその関係者]
テック企業。私のことを監視していると思われる
私は前身の会社に関わった経験があり、私と面識のある人物が複数人在籍している
・V
 X社の人事担当。粘着質な仄めかしを行う
 私がAとの関わりについてツイッターで暴言を吐いているときには、同情的な仄めかしを行っていた
 私がX社に対して攻撃的な姿勢を見せると態度を変えたようだ
 私は後に、彼が私に対する嫌がらせで主要な役割を果たしていたことを疑う
 私に不審な荷物を送られたことを仄めかす
 (Zの次のアルファベットがないため、Xより前のアルファベットを用いた)

・W
 Xのエンジニア。セキュリティに詳しいと思われる(Uと知り合いかどうかは不明)
 (Zの次のアルファベットがないため、Xより前のアルファベットを用いた)

・Y
 X社の社長
 Xの前身企業における関わりが深かった
 私の面接を担当したのは彼だった
 また、彼から直接指示を受けて働くことがあった
 
 私がAとの関わりについてツイッターで暴言を吐いているときには、同情的な仄めかしを行っていた
 私がX社に対して攻撃的な姿勢を見せると態度を変えたようだ
 私はX社が私にハッキングを行っていると考えて、彼に質問することがあった
 そうすると彼は、私が統合失調症である可能性を提示しつつそれを否定した
 私は嘘をつかれたと思い、激昂することになる 
 また、この時点ではすでに彼は私のことを(会社に入れたくない、というように)疎んでいたようだった

・Z
 X社の会長
 互いに顔と名前を知っているが、実際に会話を行ったかどうか覚えていない
 私は後に、彼がX社社員や探偵、工作員の指揮をとっていた事を疑いだす

[私の大学生時代の知り合い]
※音声送信に用いられている声は、Zらに説明を受けたうえで実際に本人の声で録音されたものだとは限らない
・A
 大学の同期
 私とX社や、私とT社とのパイプのような役割を果たそうとしているようにみえた
 また、Eから私の秘密を共有されているようにも思えた
 彼の活動が逆効果をもたらしていると考えたことなどから、私は彼を疎むようになる
 
 一方で、私の1回目の自殺未遂において、彼が引き止めに現れたと思えるような出来事があった
 
 大学においては、課外活動でのかかわりが深く、親しかった
 この中では会話をした量が一番多い
 彼の声で音声送信されることは稀

・B
 大学の同期
 課外活動でのかかわりが深い
 私は彼が私に窃盗の罪を擦り付けたと考え、私はそれが事実であるかのように監視者たちに主張したことがあった
 彼の声で音声送信されることは稀ではあるが、AやCよりは多い

・C
 大学の同期
 公開垢でツイートを運用していた
 私がAとの関わりについてツイッターで暴言を吐いているときには、同情的な仄めかしを行っていた
 私がX社に対して攻撃的な姿勢を見せてからしばらくすると、途中から煽るようになる
 また、私の攻撃的な姿勢に不安を感じたからなのか、たびたびストレスから体調を崩す
 彼の声で音声送信されることは稀

・D
 大学の同期
 彼の声で音声送信される頻度は比較的高い
 とはいえ、地元の同期に比べるとさほどではない
 音声送信の頻度が高い。彼に限った話ではないが、侮蔑がほとんどである
 具体的には、「小さい」「きめえ」「くせえ」などの音声である
 また、低く、小さくこもった声でゴニョゴニョ不明瞭な音声を送ってくることがあった

・E
 大学の後輩
 私の秘密を握っていたようだった
 彼の声で音声送信されることは稀(一度もなかったかもしれない)

・教務課の担当者
 私が自殺未遂から帰還した後、睨まれながらすれ違うことが数回あった
 私はその出来事から、この人物が私が自殺未遂と何らかの関係があったのではないかと疑う


[地元の知り合い(音声送信のみに登場)]
※音声送信に用いられている声は、Zらに説明を受けたうえで実際に本人の声で録音されたものだとは限らない
※特にここで挙げている人物たちは、私の身に起きている出来事を全く知らない可能性すらある

・J
 この中では一番最初から聞こえ始める
 「きもい」「やっくん」「死ね」「早く死ね」「早くしろ」

・K
 「やっくん」「きめえええ」「早くしろ」など

・L
 「やっくん」「きめえ」「死ね」「早く死ね」「早くしろ」など

・M
 「やっくん」
 比較的後から登場。蔑みのニュアンスは少ない

・N
 「やっくん」
 頻度は少ない。蔑みのニュアンスは少ない


不明な人物(音声送信のみに登場)
少なくとも自分と深く関わった知り合いの声ではないと感じられる

・P
 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
 「くさい」がメイン

・■■■■■■■
 ■■■■■■■
 ■■■■■■■■■■■■

・O
 私が(コロナにかかりながら)■■■■■■■■■ときに呼びかけられる
 ・「ヤクサク」と叱責、諭す、心配するような声が多い
 ・ほかの人物の声について私が無視したり反駁してはねのけるようなことをした後、あたかも自分になにか教えらえる立場であるかのように音声送信してくる
 ・が、私が彼の虚構性を看破してからは「死ね」など普通に言ってくるようになった


[監視者]
テクノロジーを駆使して私のことを監視していると思われる集団
具体的には
・X社に勤務している人物
・X社から監視の受託を受けている人物・法人
 ・探偵、工作員
  X社に依頼されて、私を尾行したり、物理的な工作を行ったり、すれ違いざまに暴言や仄めかしを行うような人物にこのような名前をつけている
  表記ゆれがあるが、そのあたりに深い意図はない
  (これから直していきたい、とは思うが)
・その他、X社から情報を共有されている人物
 ・私の直接の知り合い
  ・家族
   2回目の自殺未遂の前には、情報がすでにある程度共有されていたと思われる
   私に対する思考盗聴や音声送信には、彼らの同意があったものと疑っている
   テクノロジーによって私の人格を矯正できるのだと考えたのだろう
  ・大学・高校等での知り合い
   これを書いている間は一部の人物のみに共有されている(と信じたい)
 ・私の直接の知り合いではない人物
  ・私が観察を行っていたツイッターの人物
   1回目の自殺未遂のあと、私がツイートを観察している人物が仄めかしのようなことを行うようになった
   私がツイッターの閲覧に用いている端末はおそらくハッキングされていた
   なので私がどの投稿者に興味があるかは容易に知ることができるだろう
   X社は、彼らに何らかの交渉を行って、私に対するメッセンジャーとしての役割を与えた可能性ある
  ・その他の人物(私が把握すらしていないような人物も含む)


[その他用語の紹介]

嫌がらせのために送られてくる音を3つ列挙する


・ポツポツ 
 水滴の垂れる音である。自宅にて雨天の際に聞こえる音に似ている
 これは嫌がらせのために用いられるようになる
 雨が降っていないタイミングでも、私の行動や、思考に合わせて聞こえるようになったのだ


・鼾
 鼾の音である。重低音であるため心理的な圧迫感が強い
 ポツポツ同様に昼夜を問わず嫌がらせとして、私の行動や思考に合わせて送られてくるようになった


・ハムノイズ
 彼らが嫌がらせに用いる電気的な雑音である
 私はそれを聞くとなんともいえない不安を感じる
 私は夜に中途覚醒する際にこの音を何回か聞いている
 彼らがこの音を用いる意図は不明:睡眠妨害か、それとも悪夢を見せようとしているのか
 私がコロナのような症状と、自殺に用いた毒の症状で苦しんでいるときにも送信された
 

・コロナ
 新型コロナウイルスのことである
 ここではそれ自体の説明というよりは、私との関わり合いについて説明する
 私は少なくとも2回コロナに感染させられたと思っている

 最初の感染は、1回目の自殺未遂と2回目の自殺未遂の間に起きた
 私は次の理由から、コロナを意図的に移されたと感じた
 
 ・コロナに似た症状があった。
  1週間前後風邪気味のような症状が続き、
  その後、さらに嗅覚障害を伴う風邪気味のような症状が続いた
 
 ・私は当時、ある程度衛生に気をつけていたつもりであった
 
 ・私には当時、奇行があった。
  嫌がらせのためにX社やZ宅の周囲を昼夜を問わず徘徊する奇行があった。
  そのことで彼らには心理的なダメージを生じていたと思われる。
  なので、彼は何らかの手法で私の徘徊を抑えたいと考えていたはずだ。

 ・ツイッターにて不自然な仄めかしがあった
 
 ちなみに私は具合が悪い中、徘徊を伴う外出を行ったり、他人の集合ポストの中身を調べたりしていた

 私はコロナを移された可能性を覚えると、監視者に対して怒りを感じ、報復を試みた
 具体的には私の唾液を、私の監視を担当していると思われる人物のポストのダイヤルに塗りつけた
 この悪行は、最終的に思考盗聴によって彼らに自白させられることになる

 
 次の感染は、4回目の自殺未遂の前後に及んだ
 私は次の理由から、コロナを意図的に移されたと感じた

 ・コロナに似た症状があった。
  ある程度嗅覚障害が続いたあとに、発熱と低酸素、味覚障害が生じた。
  低酸素は病院にて計測したことにより判明した。
  嗅覚障害は熱が収まってからも継続し、合計で1ヶ月程度に及んだ。

 ・私が味覚症状などからコロナの感染を疑うと、「ごめん」と音声送信された

 ・私は当時、1回目に移されたときよりも衛生に気をつけていたつもりであった
 
 ・私がコロナの検査のため病院に行こうとすると、妨害のようなことを受ける
  具体的には、次のような干渉を受けた
  ・姉や父から頻繁に連絡が入る
  (これ以前に私は服毒による自殺未遂を試みていたが、私が服毒する当日においては、父からの連絡が確認できなかったことを付け加えておく。ちなみに、私が服毒している最中はCの声で「死ねえ」と音声送信されるなど自殺幇助とも受け取れるような干渉を受けていた)
  ・私に母親を想起させるような(子供だましのような)干渉を受けた。
   ・母に似た人物が「臭い」と言いながら私の前を通り過ぎる
   ・続いて、子供をつれた女性が現れる。
    女性は子供をあだ名で呼んでいたようだった。
    そのあだ名は私の母が私を呼ぶときのそれと同じである。
    結構珍しいあだ名である。
    それゆえに、単なる偶然だとは思えなかった。
 
 ちなみに、私は発熱する前に軽い嗅覚障害を感じていた頃、様々な飲食店や、寝床として複数の施設を活用していた。
 また、電車での移動も頻繁に行っていた。その際、探偵の追尾コストを増やすために、わざわざ行ったり来たりするような不要な乗り継ぎを行ったり、車両間をドアを開けながら移動していたりしていた。

 病院で検査を受けてみたところ、怪しげな症状ではあったが陰性であった。
 しかしながら最初の自覚症状があってから結構な日数が経っていたので、検査の精度にはもとから期待できなかったのかもしれない。
 また、私がコロナのような症状に苦しみながら、周囲への感染リスクなどを考慮して野宿している際に、ハムノイズを送信されて睡眠妨害にあったことを付け加えておく。

 私はこの2回目の出来事について、彼らの動機を未だに推し量れずにいる。

 今、私は呼吸の症状に苦しんでいる。
 息苦しさから怒りっぽくなったり、なかなか寝付けないことがある。


・操作
 監視者らが私の認知や思考を遠隔で操作することである。
 具体的には、私に次のような変化がもたらされる。
 ・目眩を覚える。
 ・覚えのない臭気を感じるようになる(大体は短時間で終わる)
 ・頭、耳、心臓が痛くなる。
 ・(不自然に)多幸感、罪悪感などを感じるようになる。
 ・(不自然に)Zらにとって都合の良いような思考が生じる。
 ・頭がぼーっとする、突然思い出すべきことを思い出せなくなる。
 最初は偶然起こった刺激に対する、私の生理的な反応かと思っていた。 
 しかし、私がZらにとって不都合な考えを想起したときに、これらの感覚を覚えるようになったことから、これらの感覚は彼らが意図的に引き起こしたものだと考えるようになった。
 彼らは何らかの媒体を用いて、私の認知や思考に関係する神経を制御しているのだと思われる。
 (媒体の具体的な候補に関しては、悪用防止の観点から控えさせてもらう)
 (また、頭や耳が痛くなる、というのは音声送信技術を転用することによっても可能かもしれない。私が知覚できない周波数の音波を大出力で照射しているのか)


 

記録を読むにあたって注意してほしいこと

 以下のように、全体的に雑で不完全である。

・主観を事実であるかのように記述している箇所を放置している。
(そもそも、私自身、周囲に信用できる人物がいないことから、主観と事実の区別 が付きづらくなっている部分がある)

・一部フェイクが含まれる。これは特定を防ぐための処置である。

・所々■で黒塗りにしている箇所がある。これも特定を防ぐための処置である。
 ■の数は黒塗りの対象の文字列の長さと一致している場合がほとんどだが、異なる場合もある。
 何がなんだかよくわからない、と感じるだろうが容赦いただきたい。
(論理的に完結性のない話を書くことを禁止している投稿サイトの削除人の方に宛てる:これはこれである種の表現技法だと好意的に解釈してほしい)

・全体的に記述が雑である。推敲する時間がないためだ。
 私はなるべく早くこれらの記述を広めたい。
 なぜなら、前述したような問題提起は早ければ早いほどよいからである。
 また、私は最近高度な手法で洗脳を受けていると感じている。
 自分が自分でなくなってしまう前に、行動を起こすことが可能な間にできることをしたいのである。
 これを書いている間も頭がぼーっとしたり、耳が痛くなるような妨害を受けている(と感じている)

・全体として順番はだいたい時系列順であるが、以下の点に注意してほしい。
 ・具体的な期間は特定を防ぐため書いていない。
 ・ある記録の期間が他の記録の期間を内包している。
 ・日時が曖昧な記録がある。
 ・特定回避も兼ねて、明らかに逆になっている並びを放置していたりする。
 ・個々の記録の期間の粒度が様々である。

・後日思い出して書いた部分が相当ある
 170より前はだいたい後から思い出して書いたものである

・他人の発言の正確さは保証できない。
 これは発言の手段:発話か書き込みかを問わず、また、「」で囲まれているかを問わず、すべてにおいて正確さを保証しかねる。

・私は元から、良く言えば、個性的な人物である。
 具体的には人と関わるのが苦手であったり、猟奇的な趣味を持っていたり、性癖が倒錯していたりするなどしている。
 読んでいてこの感覚はどうか、この行動はどうか、というふうに首を傾げたくなるような記述が見つかるかもしれないが、ご容赦いただきたい。
(そういった趣の作品として解釈してほしい)

私を取り巻く状況の特殊な点

 私の受けている犯罪的行為は、よく見かけることのできる統合失調症のエピソードとは次のように異なる点があると感じている。

 ・犯罪的行為を行うにあたって、その基礎となる「すでに実証されている技術」が存在すること
 ・私を監視するための「相当な理由」を持つ、「高い技術力を持つ集団」が実在すること

「」で囲った言葉について簡単に説明する。

「すでに実証されている技術」について:
 悪用防止の観点から、一部についてぼんやりとした粒度の紹介にとどめておく。
 ・BMI(ブレイン・マシン・インタフェース)
 ・指向性スピーカー
(通常指向性スピーカーは超音波を利用していることから壁を貫通しない。
 しかし私は、使える状況は限定的ながらも壁を貫通して音声を送信する方法の着想を得ている。もっとも、私の着想が正解だとは限らないが)


「高い技術力を持つ集団」について:
 私の知り合いを複数人含む、頭の良い集団である。
 ノーベル賞を取るほどの天才はいないかもしれないが、1万人に1人といったレベルの秀才は複数人擁しているだろう。
(1万人に1人、という割合を出すにあたって行った計算の過程は特定を避けるために伏せさせていただきたい)


「相当な理由」について:
 第一に、彼らは私のことを制御する必要がある。
 私は途中から彼らを殺そうとしたり、(彼らとの関わり合いのの結果)自殺を試みたりするようになったからである。

 第二に、金銭的利益が見込まれる。
 私を実験台にして蓄積したノウハウの中には商用サービスに転用できるものもあるだろう。
 非侵襲的なBMIや、音声送信といった技術は、次世代型のコミュニケーション・精神医療・防犯といった応用先が考えられる。


 

私の行為について記録したい理由

 また、私がこのような過激な嫌がらせを受けるようになるまでの過程―私が初期の「軽微な」嫌がらせを受けるようになった過程と、それにどのように対処しようとしたか、ということも併せて記述しようと思う。
 私の行動から教訓を得てほしいのだ。
 手本にしてほしい、ということではない。反面教師にしてもらいたいのである。

 自分の経験を整理すると、ある種のテーマのようなものを感じる。
 それは、自分のやったことは返ってくるという因果律である。
(私はそこにある種の物語性を感じている。それが小説サイトに投稿する理由の補強になっている)
 私は他人の恥部について広めた。やがて私は自分の恥部について広められるようになる。
 私は他人が暴力を受ける様子を眺めるのが好きだった。やがて私は暴力を受け、更にその様子を観察されるようになる。
 私は他人に死ねと言った。やがて私は死ねと言われるようになった。
 私は他人にわざとコロナを移そうとした。やがて私はコロナを移されることになる。

 私を暴いた人物たちは、これから暴かれることになるだろう。

 それを踏まえて、私は次の主張をしたい。
 悪いことはすべきではないということだ。
 読者の中にはバレなければ大丈夫だろう、と思う人もいるかもしれない。
 今まではそれで大丈夫だったかもしれないが、これからはそうもいかなくなるのである。
 暴かれるはずのないことが暴かれるようになるのだ。
 #暴くのは神でも仏でもなく、同じ人間である

 もちろん、悪いことの中には、思考盗聴や音声送信も含まれる。

Write a title here. Click to edit and add your own.

This is a paragraph area where you can add your own text. Just click “Edit Text” or double click here to add your own content and make changes to the font. It's a great place to tell a story about your business and let users know more about you.

彼らの行為について記録したい理由

 この節は次のような構成になっている。
 思考盗聴や音声送信といった犯罪的行為を規制する法律を定めるべきだ、という結論を先に述べて、続いてその理由―犯罪的行為を野放しにすることで生じるリスク、について私の経験を引用しつつ説明している。
 私が最終的に主張したいことはあくまで「法律を定めるべき」という結論であるが、あいにく私は法律の専門家ではない。
 一方で、私は思考盗聴や音声送信を受けたリアルな経験を有している。
 そのことから、主張の結論部分よりはむしろ理由部分のほうが読んでいて面白さを感じるかもしれない。
 なので、カジュアルな読者は途中を読み飛ばして、
 【思考盗聴や音声送信がもたらすこと】から読んでみることもおすすめする。
===

 まず、私は彼らが自分に為したことと、それが私にもたらした変化についての記録を残しておきたい。
 私は記録を残すことによって生じる結果を正確には予測できない。
 ただ、期待値としては正になると考えている。

 彼らによって為された、と私が知覚している出来事は、次のいずれかに当てはまると思われる。
 1)私の妄想である。
 2)私の妄想ではない。実際に彼らは、高度な技術を用いつつ干渉を行った。

 1)の場合この記録は大して役に立たない。単なる病的な人物の戯言である。精々ある種の症例報告の材料になる程度だろう。しかし、害もさほど存在しないと思われる。
 2)の場合この記録は役に立つと思われる。彼らの行為によって私の人生は破滅したと言っても差し支えない。
 誰かの人生を破滅に至らせるような行為は防ぐべきだ。なのでそれを支えるための技術は慎重に扱われるようになるべきである。
 具体的には、技術を運用する側への啓蒙だけでなく、そのような技術を規制するための新たな法整備、もしくはすでに存在する法の強化が必要だと考えている。
 私は自分が破滅する過程を記述することにより、そのような議論が展開されるための問題提起をしたい。


【思考盗聴や音声送信には厳しい罰を設定すべきだ】

 私が受けたような犯罪的行為を防ぐためには、「技術を悪用してはならない」という倫理意識の啓蒙を行うだけでは不完全だ。
 私が受けたような犯罪的行為は、犯罪と定義した上で相応の罰則を設けなければいけない。理由は2つある。


 理由の1つ目は、通常と異なる道徳観念を持つ人物の存在である。
 自分の利益のためであれば、他人の権利を侵害することに抵抗を感じない人物の存在である。
「自分は見返りとして制裁を受けるかもしれない」という可能性を意識させないことには彼らの犯罪的行為を防ぐことは難しい。


 理由の2つ目(1つ目に比べて記述量が妙に長いが、容赦いただきたい)は、犯罪的行為はときには「善意」に基づき実行され、それが必ずしも良い結果をもたらすとは限らないことである。
 言い換えれば、「自分であれば犯罪的行為をうまく乗りこなせる」と思って行動を起こしても、実際にはそうならない場合がある。

 その原因の1つとしては「知らないこと」が挙げられる。
 ある行為をしてはいけない、という意識を持つためには、その行為に伴うリスクを知っていることが重要である。
 これを読んでいるあなたは、「自分なら相手も満足させることができる」との考えから強姦を行うことがあるだろうか?(特に男性の読者に尋ねたい)
 読者の大半は次のように考えるだろう。
 そんなの言うまでもない。行わないし行うべきではない、と。
 それではなぜそう思ったのか。
 性病などの身体的リスク、トラウマなどの精神的リスク、強姦を受けたことが噂になることによる社会的リスクなど、様々なリスクを相手に強いることの邪悪さを感じたかもしれない。
 また、何より行為の過程で相手に自分の「良さ」を分からせることの困難さについて考えたかもしれない。

 それでは、なぜそのような可能性を想起できたのだろうか。
 自分が経験したから、という読者もいるかもしれないが、どこかで聞いたから(もしくは学んだから)という読者も結構な割合でいるはずである。
 では、強姦が対象に様々なリスクを強いることや、ある種の客観性の欠如が強姦をもたらす、という知見をなぜ仕入れることができたのだろうか。
 私は次のように考える。それは強姦という行為がそれなりに昔から広く行われていて、声を上げることのできた被害者や、取り調べを受けた加害者が相当数いたことにより、強姦に関する知見が集積し啓蒙がなされるに至ったからだ、と。

 一方で、思考盗聴や音声送信はどうだろうか。
 これらは新しい概念である。つい最近までこれらを支えるテクノロジーは存在していなかった。
 そして思考盗聴や音声送信を受けた、という人物はあまりいないと思われる。なので、対象に与えるリスクについてはあまり知られていない。

 また、思考盗聴や音声送信の新規性ゆえに、行動の主体にはある種の楽観的なバイアスがかかってしまうかもしれない。すなわち、自分のできることを過大評価してしまうかもしれないのだ。
 思考盗聴や音声送信ができるということは、これを書いている時点では、それ自体超常の能力だといって差し支えないだろう。
 もしあなたがその能力を手に入れて、それがうまく機能していることをはじめて実感すると、「自分はすごい能力を手に入れたのだ。これさえあれば何でもできる」というような全能感に陥ってしまうかもしれない。
 そして、そのような全能感は、あなたが取るべき行動を考える上で本来必要である謙虚さや慎重さといった感覚を鈍らせることもあるだろう。
 シラフになって考えてみれば、うまく行く可能性が低いと思われる作戦でも、必ずうまく行くような作戦に見えてしまうかもしれないのだ。

 良かれと思って為した行動が、逆に負の結果をもたらしてしまう例について挙げよう。

例1:
 あなたは対象とより良い関係性を築きたいと考える。
 そのためには、汝の敵を知れ、と対象の情報を得るために思考盗聴を行う。
 
 しかし、対象はあなたの予想以上に、あなたのことが嫌いであった。
 もしくは、対象はあなたの予想以上に、あなたに関心を示していなかった。
 あなたはそのことに気づくと怒りを感じる。
「対象は自分のことを好きになるべきだ」
「対象はもっと自分に関心をもつべきだ」
 というような思考をあなたは抱く。
 そのことにより、あなたは彼に強硬な洗脳を始めようとする。

 また、あなたは思考盗聴の過程で対象のプライベートな情報を入手する。
 しかし、何らかの理由であなたは他人にそれを広めてしまう。
 対象はそれに気づくと激しい羞恥心を感じだし、あなたを恨み始める。
 
例2:
 あなたは対象の精神状態を改善してあげたくなった。
 あなたは対象の頭に、取り除かれるべき病魔があると考えた。
 あなたは新しい技術を手に、自分なりに考えたやり方で対象の治療を始める。
 
 しかし、あなたがその治療法を考案する過程において、何らかの見落としや誤りがあったことにより、逆に対象の精神状態を悪化させてしまう
 
※これらは、(私の認知が正しければ)私が体験したことに近い。
(私の認知が正しければ)「対象」は私に近い。

(ここが「理由の2つ目」に関する記述の終わりである)


 私は、自分の経験を共有することで、このようなテクノロジーによる犯罪的行為の罰則化、もしくは既存の罰則の強化を目指したい。

 私見だが、思考盗聴や音声送信を行う器具の所持に規制をかけるべきである。
 不法にそのような行為を可能にする道具を所持すること自体を、犯罪とみなすべきである。
 銃の規制のようなイメージである。
「銃を持ち出すなんてなんて大げさである」と考える読者もいるかもしれない。
 しかし、私はそのような器具は銃よりもたちが悪いと考える。
 銃よりも隠密に運用でき、幅広く応用できるからである。


【思考盗聴や音声送信の隠密性】

 銃は使うと証拠が残る。
 発砲した瞬間360°に音が鳴り響き、硝煙がからだにまとわりつく。
 発射した弾の存在を消すのは難しい。相手の身体の奥深くに残ってしまうかもしれない。

 一方で、思考盗聴や音声送信を行う装置はどうだろうか。
 私は、彼らが何を媒介して思考盗聴や音声送信を行っているのか、正確には知らない。
 だが、経験上アルミホイルを頭にまく程度では防げない、ということはわかる。
(他にもいろいろ試行錯誤を重ねてはいるのだが、それらについては書かない。
詳細に記述すると悪意の研究者や開発者へのヒントになってしまうかもしれないからである)

 アルミホイルに効果がない、ということから分かることは、彼らは可視光を利用しているわけではない、ということである。
 これは我々の視覚から装置の秘匿が可能であることを意味する。
 現状、可視光を用いた盗撮器の中には眼鏡やネジなどに偽装したものがあるが、そうするまでもなく根本的なカモフラージュが可能になるのである。
 可視光は反射するが、彼らの用いている何らかの媒体は透過する、そのような性質を持つ素材で装置を包んでしまえば、少なくとも人間の目には全く気づかれずにすむようになるのだ。

 そして、音声送信は本人に気づかれる可能性があるだけ、まだ「マシ」である。
 思考盗聴だけとなると、本人にすら全く気づかれることなく行うことが可能かもしれない。

 思考盗聴や音声送信が隠密に運用できることを述べてきた。
 また、時代の流れでコストも引き下げられる公算は高い。
 現状では、一流の人物達がそれなりの工数をかけることでようやく可能になる難易度だと思われる。
 しかし、技術の進歩や知見の共有により、二流の人物が大した手間をかけなくてもできるような難易度にまで低下するかもしれない。

 なので、法的な罰則が不十分なままであれば、ローリスクかつローコストで誰かの思考を読み取ることができるようになる時代が来るのかもしれない。
 そうなったら大変である。


【思考盗聴や音声送信がもたらすこと】

 まず、思考を読み取ることで、対象が抱えている任意の弱みや機密事項を知ることが可能になる。
 ただ単に思考を盗聴するだけでは、弱みや機密事項へとたどり着くのに時間がかかってしまうかもしれない。
 そこで音声送信の出番である。
 例えば、「お前の犯罪行為を教えろ」のような音声を送信して、それに対する反応を伺うことにより、その人物が過去に犯した行為について容易に知ることができるようになるだろう。
(音声送信を行うにあたって、音量などを極めて注意深く設定した上で送信することにより、その人物があたかも自分の脳内でそのような言葉を想起したように錯覚させることが可能であることも付け加えておく)

 弱みは人を動かす能力をもっている。
 まずは金銭的利益を目論んだ悪用が考えられる。
 例えば、次のような脅迫が可能になる。
 資産を有する人物に対して、「このようなお前の後ろ暗い過去についてばらまかれたくなければ、指定の口座にいくら振り込め」というようなものだ。

 また、公正な業務の遂行が求められる人物が脅威にさらされるかもしれない。
 例えば、裁判官の弱みを握ることで、自分に有利な判決を出させることを目論む人物が現れる可能性がある。

 そして、カルトに悪用される懸念もある。
 特に問題なのは、弱みが「疚しい」ものであるような場合である。
 あなたは掴んだ弱みを対象に意識させるたびに、対象に罪悪感を感じさせることができる。そのことは、あなたが対象を行動面のみならず精神面でも奴隷化することを容易にするのかもしれない。

 盗聴のリスクにさらされるのは個人的な弱みだけでない。業務上の機密事項も含まれる。
 そうなると、まず経済的なリスクが懸念される。
 大企業の重役など、経済に大きなインパクトを持つ人物の思考を読み取ることができれば、為替や株価などを先読みし、投機で大きな利益を得ることが可能になるだろう。

 また、国防も問題になる。
 自衛隊は戦闘機や潜水艦といった、1つで(数)百億といった高価な装備を有している。
 高価な装備ゆえに、簡単にミサイルや魚雷の標的になってしまうのは防ぎたい。
 なのでステルス性―装備のある場所を探知されない性質が重要視されている。
 そのため、高いコストをかけながら、装備の形状や表面の素材などに工夫が凝らされている。
 しかしながら、作戦の指揮を担当する人物の思考が盗聴されてしまうと、そのような工夫も無意味になってしまう。
(真偽を詳しく調べたわけではないが、中国では国体維持のために思考盗聴技術をすでに運用している、という噂をネットで聞いた。これがもし本当なら問題である。国内のリスクを管理するのに思考盗聴技術を用いるのであれば、どうして国外のリスク管理に思考盗聴技術が用いないことがあろうか。どうして仮想敵国の政治家や将校の思考が読み取られていないと保証できるのであろうか。)


 これまでスケールの大きな話について述べてきた。次はもっと身近な話である。
(どちらかといえば、私はこちらの内容をより重視している)
 想像してほしい。
 あなたの周りにいる
 ・最も信用ならない人物
 ・最も嫌いな人物
 ・最もあなたを敵視している人物
 ・最も気味の悪い人物
 ・最も口の軽い人物
 ・最も金に汚い人物
 また、
 ・あなたが最も好かれたいと思っている人物
 ・あなたが最も憧れている人物
 ・最もあなたの評価に影響力を持つ人物
 ・最も親しい人物
 ・最もあなたを慕ってくれている人物
 ・あなたと一緒にいる時間が最も長い人物
 そういった人物が、自分の一番知られたくないことについて知ってしまう。

(私はあなたの一番知られたくないことについてはよくわからない。それは、あなたの性癖かもしれない。あなたの黒い過去なのかもしれない。あなたが過去に一番深く傷つけられた出来事なのかもしれない。あなたが仕事を行うにあたって管理することになった顧客の機密情報かもしれない。あなたのSNSのIDとPWの情報かもしれない。あなたのクレジットカードの情報かもしれない。あなたにとって一番大事な人物の一番知られたくないことなのかもしれない。)

 あなたは、そのリスクをどう思うだろうか。
 不幸なことに、秘密を握ってしまったのが口が軽い人物だとしたら最後、上記の全ての人物がその秘密について知りかねない。
 もしあなたの身にそれが起きたら、あなたはどのような気分になるだろうか。

「明らかな」弱みや機密事項の話はさておき、それ以外の話に移る。
 我々は他人に対して(ときには自分と比較しながら)様々な印象を抱いている。
 その中には、そう感じても言うべきではない事柄ということが存在するだろう。
「かっこいい」「いい匂い」「うらやましい」「有能」「自分より格上」
 といった正の印象は知られたところでさほど問題にはならないかもしれない。

 問題は逆である。
「醜い」「臭い」「かわいそう」「無能」「自分より格下」
 これらの感情が第三者に傍受されることを想像してほしい。
 その第三者とは、先程述べた最も信用ならない人物かもしれないし、最も口の軽い人物かもしれない。
 その人物は、あなたが対象に対してそのような悪印象を抱いたことを嬉々として告げ口して回るかもしれない。
 このリスクについてどう思うだろうか。

 また、あなたに負の印象を抱かせる人物の中には、あなたの親しい人物や、あなたが気遣うべきだと考えている人物がいるかもしれない。
 例えば、あなたは自分の尊敬する肉親を介護することになった。
 いくら相手が尊敬する人物であっても、排泄物の世話をするにあたっては「臭い」「汚い」という感覚を完全に排除することは難しいだろう。
 もしもその「臭い」「汚い」があなたの尊敬する人物に伝わってしまったら?

 他の例えである。あなたには子供がいる。子供があなたの誕生日に似顔絵を書いてくれた。
 愛情が感じられるが、子供の書いた絵である。どうしても「下手くそ」という印象は拭いきれない。
 もしもこの「下手くそ」があなたが愛すべき対象に伝わってしまったら?

 もう一つの例え話である。あなたの目の前に何らかのマイノリティがある人物がいる。
 あなたはその人物の個性を尊重しつつも、ある種の違和感を感じている。
 また、その個性に紐づく差別的な言葉をあなたは知ってしまっているとする。
 その差別的な言葉を完全に意識の外に排除することは難しいかもしれない。
(ある事柄について意識する、ということは簡単だが、意識しない、ということは意外と難しいのである)
 もしもあなたの感じている違和感が、よりによって、そのマイノリティを差別的に表現する言葉を伴って相手に伝わってしまったら?

 そもそもこれらは、相手に伝わってしまったらどうこう、ということ以前の問題かもしれない。
 自分が尊重すべき人物が、悪意の第三者によって、自分の言葉でその名誉を傷つけられることそれ自体が問題になりうるのだ。


 私の話をしよう。
 思考盗聴をされている、と感じて以来私の思考に面白い変化が起きた。
 まず、自分の「罪」を次々と「自白」するようになった。
 これには実際に私が行ったことと、そうでないことが含まれる。

 次に、他人への悪口が止まらなくなったのである。
 その悪口は、ときに性的・差別的な表現を伴った。
 対象は自分が憎んでいる相手に限らない。
 関わりの薄い人物や、自分が尊重したいと思うような人物、自分が負い目を感じる人物に対しても悪口が止まらなくなったのである。
 最終的には私の知り合いのかなりの割合が被害を受けたものと思われる。
 これも同様、事実であるものとそうでないものが含まれる。

 第三者に伝わることにより、自分や自分の知り合いに対して不都合な結果を生むような思考を私は抑制しようとした。
 しかし、これは逆の効果をもたらすことになった。
 意識すべきでない、想起すべきでない、と思えば思うほど、意識したり想起したりしてしまうのである。
 私の場合、さらにリアルタイムな音声送信が加わり、その傾向に拍車をかけた。
 私が思考すべきでないことを思考するたびには「臭い」「キモい」と煽られる。
 それによって、私は一層自分の恥を自覚させられ、ますます汚言をばらまくことになったのである。
(私はこれを「害をばらまく」と形容した)


 ここまで読んで、「それでも銃のほうが恐ろしい。銃は人を殺せるが、思考盗聴や音声送信では人を殺せないではないか」と考える読者もいるのかもしれない、
 しかし私は、思考盗聴や音声送信は人を殺すことができると考える。
 使い方によっては容易に対象の社会的信用を失墜させることができる。
 仕事や人間関係を奪うことによって、対象を自死に近づけることは可能である。
 より直接的な手段も考えられる。
 まず、絶え間なく音声を送信することにより対象を致死的な水準の不眠に至らせる手法が考えられる。
 また、(彼らの用いている媒体が不明なので可能性の話にとどまるが)出力を十分に上げることで物理的に殺傷することも可能になるかもしれない。


 また、先に述べたように思考盗聴の応用先は広い。
 銃は物理的に肉体を傷つけ、物質的な生命を奪うことのみを可能にするが、思考盗聴はそれ以上のことができる。
 ここまで読んだあなたであれば、自身の生活が(ものによっては、普段意識する必要のないような)多くの秘密によって成立していることが分かるはずである。
 あなたのオンラインバンキングのアカウント情報や、スマートフォンに送られたワンタイムパスワードを漏らすようになれば、あなたは財産を失うことになるだろう。
 あなたが業務を行う上で保持することになった機密を漏らすようになれば、あなたは職能や仕事を失うことになるだろう。
 あなたが他者に抱いている感覚や、あなたが共有することになった他者の秘密を漏らしてしまえば、あなたは人間関係や信頼を失うことになるだろう。
 あなたが、いつ自分の思考が漏れてしまっているのか分からないという感覚に陥った場合、あなたは思考の自由や、日常生活における安心を失うことになるだろう。
 あなたの持ついろいろな感覚や思い出が、他人に薄汚く共有されたと感じた場合、自分自身を汚されたという感覚に陥るかもしれない。
(そもそも、相手の同意を得ずに秘密を覗き見るという行為の主体は薄汚い人物や集団である場合が多いだろう)
 そしてその感覚や思い出があなたの肉親や、友人、恋人に付帯するようなものである場合、あなたは自分にとって大事な人も汚されたという感覚に陥るかもしれない。
 思考盗聴はあなたが持っていた物質的・精神的な財産:
 金銭、職場、人間関係、思い出、居場所、自由、安心、尊厳といったものを根こそぎ汚損し破壊していくのである。
 そして、このような行為はあなたの脳の活動が停止する間際まで続けられていくのかもしれない。




 

はじめに

私は、テクノロジーによる犯罪的行為を受けている。

 具体的には、次のような行為を受けている。
 ・「死ね」という文字列を視界に流される。
 (ニコニコ動画のコメントのようなイメージをもってほしい)
 ・私の思考に合わせて、私の人格を否定するかのように悪口を言われる。
  彼らはときには私の旧い知人の声を借りて「死ね」「臭い」と言ってくる。
  このような声の多くは小さい音量で送信される。
  そのせいか、私の周囲にいる人物は反応はしないことがほとんどである。
  また、録音することも難しい。
 ・コロナに感染して寝ている最中、不快なノイズ音を送信されて起こされる。

 この中にはいわゆる「テクノロジー犯罪」に分類できるものとそうでないものがあるだろう。
 私の法律に対する無知と、彼らの詳細な手口が不明なことから、彼らの行為のどこまでが合法で、どこからが非合法と解釈されるのかわからない。
 なので犯罪「的」行為という表現を借りようと思う。


 ここまで読んであなたはどのような感想を抱いただろうか。
「そんなことあり得るわけがない、筆者の気は狂っているに違いない」
 と感じた読者はそれなりにいるだろう。
 しかしながらそれだけで回れ右をしないでほしい。
 もしも私の体験が事実でなければ、ノンフィクションとしての面白みはいくらか損なわれるだろう。
 しかしながら、ある種のフィクションとして楽しむ可能性はまだ残されている。
 もしも思考盗聴や音声送信のような、現実離れした嫌がらせを受けたら?
 それを受けた人物は、どう感じるだろうか?
 そして何を考え、どのような行動をとるのだろうか?
 ある種の思考実験の記録として楽しんでほしい。


 私の話に戻して、今に至るまでの大まかな成り行きについて書く。
 犯罪的行為を行う集団のトップは、かつて私に仕事を与えた人物だった。
 恩人といっても差し支えない。
 彼らは成り行きで、私の生態や職能について強い関心を持ったようだった。
 私は当初、PCのハッキングといった「軽微な」干渉だけを受けていた。
(私は当時、プログラミングによって生計を立てていた)

 私はこのことに対して怒り、彼らに武力で対抗しようとしたこともあったが、彼らの力が私を上回ったことで、失敗に終わる。
 私は執拗にハッキングを受けることにより仕事ができなくなった。
(顧客データなどの機密情報を扱う特性上、当然である)
 そして私は自殺を試みるが、彼らの引き止めもあり、生還する。

 しかしながら、やはり生活の見通しが立たないことから、私は彼らに対して攻撃的な姿勢を復活させることになるのだ。
 そうすると、彼らはより強力な対抗策―思考盗聴や音声送信といった、より隠密でより支配的な手段を講じてきたのだった。
 このことにより、私の人生は完全に詰んでしまった。
 なぜ「詰んでしまった」と言えるのか、という疑問を持った読者はいるだろう。
 これについては追々詳しく伝えていきたい。


 私はこの先、普通の生活を送ることは考えていない。
 (そもそもその見通しが立たない) 
 ただ、自分の経験を他人と共有することに意義を見出したので、この場を借りていろいろなことを伝えさせてもらいたい。 
 今の私は不幸である。私に犯罪的行為をしている人々も不幸だろう。
 彼らは私の制御を試みて、多額の資金を失っていると思われる。そして更に炎上のリスクも抱えることになった。
 我々の陰惨な体験の理由には、無知がそれなりの割合を占めていると私は考えている。
 我々にもう少し知識があれば、このような事態は防げたのかもしれないのだ。
 私は他人に同じ不幸を繰り返してほしくない。
 なので、自分の経験を共有したいと考えた。

bottom of page